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スペクトル解析の際に得られるR−R時間間隔を用いて、横軸に先行R−R間隔、縦軸に連結R−R間隔をとり、1心拍毎のR−R間隔の推移を2次元平面上にプロットすると、R−R間隔はy＝ｘ軸の周りに分布する。この分布のy＝ｘ軸周りの膨らみが副交感神経の機能に関係していると言われている。また、酔いを発症した場合には膨らみが大きくなるとも言われている。そこで、平均心拍と同時にy＝ｘ軸周りのプロットの標準偏差を求め、動揺暴露の時間的推移との関連を調べた。

図2.2.3-25に、5分間隔で55秒間のローレンツプロットの例を示す。図の例では、酔いを発症した場合に標準偏差が大きくなることを示しているが、全ての場合にこのような結果となるとは限らないようである。

図 2.2.3-25 心電図R-R間隔のローレンツプロットの例

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